とあるカンファレンスでBMWグループが2年で850万平米分の工場をデジタルツイン化したという話を聞き、製造業の生産設備をファストにデジツイ化するミッションに挑む私は、なんかやったなー(SATORIの上戸彩)、3Dスキャンが領土拡大か国盗り合戦の様相を呈してきたなー(KINGDOMの軍師)の気持ちになった。

統計によれば、日本の製造業の敷地面積は14億平米(琵琶湖2個分)あり、そのうち石油化学工業の領域が2億平米を占める。 

仮にこの2億平米をBMW社と同じ規模のリソースでスキャニングすると完工まで最低でも50年、10倍のリソースを投入すれば5年で実現する物量である。

仮想空間ではあるけれども着実に現実にするために、果たしてどう攻略すべきか、再び軍師の気持ちになってあれやこれやと妄想を膨らます。

ブラウンリバース社はサイバースペースコントラクターという名のもとに、延床400万平米分のプロセスプラントをVR空間に構築した(24年3月時点)。

2億平米をフルマラソンとすればまだ1キロ地点にも到達していない計算だが、ペースも体調も悪くないし、なんかベストタイムで行けんじゃね?と調子をこける序盤でもある。

今は盤上のブラウンをひたすらリバースし続けてVR空間が広がっていく様が楽しい。

VR空間拡大でリバース領域が大勢を占めたとき、日本の製造業における失われた30年に終止符が打てると思っている。

そのロイヤルストレートフラッシュ級のパラダイムシフトが何なのか、どんなからくりなのか、この場で少しずつリークしていこうと思う。

2020年確報 産業別統計表|工業統計調査|経済産業省 (meti.go.jp)

執筆書籍

ブラウンリバースCEO 金丸剛久 初の著書が発売中です。ぜひご一読ください。

3D仮想空間・デジタルツインの普及がもたらす新たなものづくりとエコシステムの創生―――

製造業の中でも重厚長大な石油化学工業におけるプラント設備の保全業務に焦点を当て、高度な技術と,旧態依然とした働き方が混在する業界の未来を,世界中のプラント3Dマップ化に着手している日揮グループ・ブラウンリバース株式会社と,産業の安全規制のトレンドを仕掛けるストラトジックPSM研究会を創設した著者らが解説します。

「ファストデジタルツイン」が業界に必要とされる理由・蓋然性,業界内の実践者が語るプラントDXの在り方,デジタルツイン社会を目指す業界リーダーたちの取り組み,といった石油化学工業におけるDXの現在地がわかります。